春は「心」と「肝」の養生で心と体をすこやかに!

東洋医学では3月から春と考え、この季節を発陳(はっちん)と呼びます。

万物が「さあ、これから活躍するぞ!」と、元気を出す季節の意味です。

春は、陽気が増えるため、私たちの体も動きやすくなります。

しかし、反面、活動量が少なすぎると、体に余分に陽気が溜まることになり、体をけだるくしたり、気分をイライラさせます。

対応策としては、適度な運動と「心」と「肝」のサポートです。

東洋医学では、「心」と「肝」が陽気のコントロールに強く関わっていると考えるからです。

また、ストレスの処理についても「心」と「肝」が主役です。

つまり、春先は健やかな心と体のためにも「心」と「肝」の養生が肝心となります。

春の食養生は「苦味」と「酸っぱさ」がポイント

春には「心」と「肝」を元気にする「苦味」と「酸っぱさ」の旬の食材を選びましょう!

新玉ねぎ 春キャベツ スナップえんどう 

タイ アジ カツオ サワラ あさり

菜の花 ふきのとう タラの芽 わらび ぜんまい クレソン ルッコラ

梅 ゆず トマト 

いちご キーウイ ブルーベリー

酢の物

血の浄化のためは「たっぷりのお野菜」「多めの水分」そして「腹6分目から7分目」をゆっくり美味しく頂きましょう!

今月のツボ療法:春先の体調不良には外関(がいかん)で対応!

季節の変わり目は体の調子を崩しやすく、とくに春先は頭痛やめまいの症状が多くみられます。

外関のツボは自律神経の乱れを整え、体をリラックスさせるツボで頭痛やめまいに効果が期待できます。

場所と刺激方法

外関は手の甲側、手首中央より肘へ指3本分の所にあります。

反対の手の親指でズーンとした痛みを感じるくらいの強さで10秒間押さえます。3回くらい繰り返してください。

バランス運動、その②

今回も転倒予防の運動を紹介します。

前回は前後のバランス運動でした。今回は左右に体を動かす動作になります。

この運動も、ハムストリングなど、主要な抗重力筋を鍛えるのに手軽な上に、とても効果的です。

まずは、イスや、手すりなどにつかまり、脚を肩幅に広げます。そして、左右に体を弓形に反らせる感じで、ゆっくりと片脚に体重を移動させます。

この時、膝はできるだけ伸ばしてください。

左右それぞれ10回程度を目安に行ってください。

この運動も、1日に3回ほど行い、毎日の習慣になればしめたものです。

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