美味しく楽しい養生で「腎気」を養い免疫力アップ!

さあ、新たな一年の始まりです!

2024年(令和6年)はどのような年になるでしょうか?

ここで一つご提案をさせてください。

今年は、皆さんそれぞれが、どんな年にしようか!と主体的に楽しくイメージしてみるのはいかがでしょうか?

今のご時世、物事の移り変わりのスピードが、どんどん速くなっていると感じます。

未来の予測も難しい時代になりましたね。

しかし、一人一人が自分自身のことについては、みずからある程度、舵取りができると思います。

むしろ、こんな時代だからこそ、しっかりと自分自身の船の舵を握っていなければ、どんどん流されてしまうような気がします。

そして、人生の船頭として大切なことは、かけがえない資本である自分の精神と肉体を健全に保つことです。

そのためにもこの時期、免疫力を上げてウイルスや病原菌に侵されない体作りをやっていきましょう!

寒い期間の免疫力を高める養生の要は「腎気」を養うことです!

今月は腎気を養う養生をご紹介します。

食養生:腎気を養う3つの柱

「補腎益精:ほじんえきせい(腎を養い精を補う)」
「補陽:ほよう(陽気を補う)」
「利気活血:りきかっけつ(気血の循環を高める)」

が3つの柱です。

寒邪から腎を守る(捕腎益精)

山芋 自然薯 えび 牡蠣 カブ ネギ 大根 ニラ ショウガ 椎茸 くるみ 黒豆 黒ゴマ など

根菜類を中心に温野菜が効果的(補陽)

冬の期間は根菜類中心の「温野菜」で野菜をとりましょう。

かぼちゃ しょうが ごぼう れんこん にんじん さつまいも カブ ネギ類 など

ストレス解消を助け血行をよくする(利気活血)

そば 大根 かぶ ねぎ類 ニンニク らっきょう えんどう豆 チンゲン菜 みかん ジャスミン など

今月のツボ療法:環跳(かんちょう)で股関節の血流改善!腰、膝の痛み対策と転倒予防👍

股関節の血流が良くなれば、筋緊張がゆるんで腰や膝の痛みの改善が期待できます。

また、股関節の可動域確保は転倒のリスクを下げます。

場所と刺激方法

環跳はお尻のやや外側にあります。

仰向けになって、膝を立て、テニスボールやこぶしで圧迫します。少し斜めにすると、環跳のツボにあたりやすいです。痛気持ち良い程度の強さで3〜5秒、片方2〜3回を目安に刺激してください。

「転けない!」を頑張りましょう!

転ばぬ先の杖と言いますが、転倒予防の運動を紹介していきます。

確かに、歳とともに筋力は低下します。

しかし、適正な運動を行えば、人生の最後のギリギリまでご自身の足で動き回り、ご自身の手で身の回りのことができます。最低限の自分の世話は自分でするだけの運動能力を維持することは決して難しいことではありません。

ただし、例外はあります。

それは、病気になることと、転倒です。残念ながら、これらのために寝たきりになってしまうケースは多く見られます。

例えば、風邪から肺炎になったり、脳梗塞などから体が不自由になることがあります。しかし、比較的多くの方が日々の生活において気をつけてリスクを下げる努力をされています。

一方、転倒予防となると具体的な方法が思い浮かばない方も多いと思います。

転倒予防には、大きく二つの面があり、周りの環境を整えることと、ご自身の運動機能を衰えさせないことです。

次回からは、転倒予防のための簡単な運動機能維持のための運動をご紹介していきます。

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