ファストフードとファストファッション

ファストフードは認知機能を低下させる?

ファストフード、もしくはファーストフードともいいますね。
マクドナルドや吉野家など、とにかく早く手軽に食事を済ませることができる、そういった食べ物ですね。

このファストフードが認知機能を低下させることはいろいろな研究で明らかにされています。

もちろん一度食べたくらいで頭が悪くはなりません。

たとえば西オーストラリアの研究では14歳の男女、約600名を対象に3年かけて行われました。

その結果、ファストフードをよく食べたグループの認知機能が低くなるといったデータを公表しています。

理由としてはファストフードに多く含まれるオメガ6系の油が原因。
このオメガ6系の油は記憶の司令塔である海馬を損傷し認知機能の低下につながるとしています。

それ以外にも、食事は摂食行動だけでなく家族や友人とのコミュニケーションの場でもあり、頻回のファストフードでの食事により、この機会が失われてしまう、これはコミュニケーション機能の低下につながると思います。

もちろんハンバーガー片手に友達や仲間とワイワイやりながら食べるのも、楽しいし、私も否定しません。

しかし、スマホ片手に一人で食事、それが、朝、昼、晩と連続するようであれば、これはカラダへの栄養という点でも、精神的にもよくないでしょう。

ビル・ゲイツもスティーブ・ジョブズも食事のときにはスマホも禁止、家族の会話を優先させたと言われています。
これは子供達の身体の発育のみならず脳の健全な発達にはこういった環境がとても大事だということをITの巨匠たちだからこそ十分すぎるほど知っていたと思いますね。

さてファストファッションとは?

これもやはり、安くて、おしゃれで、流行の移り変わりがはやい、衣料のことをいいます。

ユニクロやH&Mに代表される衣料品です。

わたしもユニクロに少なからずお世話になっているのであまり否定的なことは言えませんが、調べてみると色々と問題を抱えていますね。

トレンドのサイクルが短く低価格が故に購買回数が増える、つまりゴミになるものも増えていくというものです。

再利用できればいいのですが現実は廃棄されるものがほとんどです。

昔は破れれば修理をしながら使っていったもの。今は新しく買った方が安くつくことも稀ではないです。
それどころかよっぽど気に入ったものでない限り破れるまで着続けることじたい少なくなって、次の新しいものを購入してしまいます。

古いものを修理しながら着続ける、いわゆる「勿体無い文化」がなんでもかんでも優れているとは言いません、が、あまりにも廃棄物の多いライフスタイルも問題です。

脳も新しいものに対して刺激を受け活性化するのですが、それだけではなく、ものを分解したり、修理したりすることによってより広範囲にその活性化を促進できます。

つまりは、バランスですね。

物事を多角的に見て一つのパラダイムに捉われないこと、です。

ファストフードもファストファッションも利点や長所を持っている。その反面、弱点や悪影響もある。
そういったことを踏まえて利用したり問題解決を通じて社会に参加したりする姿勢が大切なのではないでしょうか?

その過程で脳も元気に育っていくと思います(^^)v

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ブログ

前の記事

他人の不幸は蜜の味?
ブログ

次の記事

脳の中の太陽