早起きは本当に三文の得か?
早起きは生産性を高める上でとても有効である、といったものが書籍でもネット上でもたくさんありますね。
また脳の活性化、健康についても良いとされています。
その根拠として、たとえば
・血糖値や自律神経が整う。
・時間に余裕が出るため一日の予定を立てやすい
・集中力が増す
というものがあります。
・血糖値や自律神経が整う
これは私たち人類が生き物として、太陽が昇ると活動し、太陽が沈み暗くなれば休む、といった生活を何百万年もの長い間続けてきた結果です。
その何百万年に対して、ここ100年余りの間に電気を利用できるようになって、夜も昼と同じように活動ができるようになった。
しかし、これまでの長大な時間と比べればほんの一瞬のことです。
私たちの体の仕組み、ホルモンや内分泌系のバランス、サーカディアンリズム(体内時計の周期)は急速に発展したこの文明にまだまだ追いついてません。
朝型の生活にすると体の調子が良くなり生産性が高まると言うのはこういったことをもとに言われています。
実際にもそうなる場合が多いです。
・集中力が増す
これは早朝から活動を始めると外からの邪魔が入ってくることが極めて少なく、そのために1日のスタートとして準備するのに良い時間帯です。
段取りに余裕ができます。
また朝のうちは脳が疲れていないので静かな環境と相まって精神や思考を集中させるのにとても良い時間帯でもあります。
これが夕方以降になってしまうと仕事や人とのお付き合い、またいろいろな雑事によって精神的にも肉体的にも疲れてしまい新鮮な状態で脳を働かせると言う事がなかなか難しくなってしまいます。
と言うことで生産性を上げる為にも早起きする事はとても良いと言う選択になりそうです。
それこそ三文の得どころではないかもしれません笑
しかしながら夜間の方が生産性が上がると言う方も存在します。
実際に先ほど言ったサーカディアンリズムにおいても夕方以降から深夜にかけて覚醒時間が存在するのも事実です。いわゆる夜になると目が冴えてくるといった時間帯ですね。
実際、成功している有名人や経営者の多くは朝型人間が多いのも事実ですが、毛沢東やバラク・オバマは夜型人間として有名です。
私が勤めていた佐久総合病院の初代総長の若月俊一氏も夜型人間でした。
この方は日本の農村医学の草分け的存在でNHKのプロジェクトXでも取り上げられました。
その働き、存在感はスーパーマンのような方でした。
一説によると夜に生産性が高まる人口の率は30%位で、その割合は増えていってるそうです。
文明に追いついていないと言いましたが、人類もその進化の過程にあり夜型に対応するタイプの出現して来ているということでしょう。
要は自分が朝型かそれとも夜型かそれを知ることが大切と言うことですね。
そして自分の体質に合ったライフスタイルを確立していくことが生産性を高める方法になります。
冒頭で述べた通り、生産性を高めると言う事はまさに脳をいかに活性化できるか、ということになります。
朝方が苦手な方は、もしかすると夜型が合っているかもしれません。自分のタイプを知り効果的に脳を活性化しましょう!
それ以前に睡眠不足等で脳にダメージを与えている場合はそれを回復させなければいけません。
睡眠時間についてはまた改めてお話ししたいと思います。
とにかく人生をワクワク、楽しくするためにも、脳が元気であることは大前提になります。
脳の健康はワクワク人生の要です。
皆さん是非、頑張って楽しく脳を活性化していきましょう!