エフィカシー(自己効力感)
先日のブログではタイガーウッズさんのことについて書きました。その時にこのエフィカシーという言葉が出て来ましたね。
拙著のなかで認知症予防のためのキーワードとしてこのエフィカシーという言葉を紹介していたのでアンテナがピピっと反応しました。
エフィカシーという言葉はあまり聞きなれない言葉ですね。自己効力感と訳されますがあまりピンとこないと思います。
その説明も「ある状況において自分がこれくらいはできるだろうという可能性の認知」というものでこれまたあまり分かりやすいものとは言えません。
ところが先日のタイガーウッズさんのエピソードはこのエフィカシーを理解するにとても良い例だと思いました。
このエフィカシー、自己を肯定する力と訳されているので自信という言葉のイメージに似ています、が、少し違います。
この言葉、自信がないときにでも使えるのです。
例えば今回のタイガーウッズさんのエピソードでは対戦相手のパットを「入れ!」と願うわけですが、これはそもそも自分のコントロール力の及ばないことなので自信とはちょっと違います。
または自分の実力がどこまで及ぶかわからない未知の領域の事柄に挑戦するときなどこのエフィカシーがものをいう場面だと思います。
つまり自信がなくても「自分はこれくらいやってやるんだ!」という自らのコンフォートゾーンを抜き出てチャレンジする気持ちですね。
実はこのコンフォートゾーンを抜け出すことが脳の活性化にとても役立ちます。それも少しがんばればできるかなというくらいのハードルが良いとされています。
タイガーウッズさんが体験するような大舞台でなくても人にはそれぞれの舞台が用意されています。
それはその人にとっては何よりも大切なもの。
その中でエフィカシーを使ってワクワクするちょっとした冒険をやってみましょう。
そうすることで人生がもっとステキに輝やくと思います(^^)v