「肺」と「腎」の養生で秋を【元気に】【美味しく】【楽しく】満喫しよう!
やっと、快適で、活動しやすい気候になってきました。
豊かな収穫をおいしくいただける季節ですし、お出かけ、イベント、遊び、運動、仕事、勉強でも楽しく、集中しやすいです。
そんな秋の養生のポイントとは「衛気(えき)」の強化です。
「衛気(えき)」とは「気(エネルギー)」の中でも、ウイルスや菌のような外邪から身を守るバリアの役目の「気」になります。
今年は、とくに、夏の疲れも出やすい秋になりそうです。コロナやインフルエンザなどの感染症にもかからないように免疫力をアップしていきましょう。
「肺」を潤し「腎」を養う食養生
来るべき冬に備えましょう。決して早すぎません。あと3ヶ月もすればお正月です。
ポイントは、夏の陽気をたっぷり含んだ食材で、元気に活動するエネルギーを蓄えます。
また、乾燥と冷気からノドや鼻の粘膜を守る食材を選びました。
「肺」をサポートする食材
ハチミツ ごぼう れんこん ゆり根 金柑 イチジク 柿 梨 ビワ
「腎」を養う食材
山芋 黒豆 黒ごま 鶏肉 エビ 生姜 銀杏 牡蠣 クルミ
夏の疲れををとる食材
豚肉 カツオ 納豆 山芋 ナッツ類 バナナ 小松菜
今月のツボ療法:曲池(キョクチ)を押して免疫力を高める!
曲池のツボは今回紹介した「衛気(えき)」を強くサポートするツボになります。
とくに、上半身の血行を促進する効果が大きく、眼精疲労・頭痛・肩こりの改善も期待できます。
また、消化器系にも効果があり、便秘や生理痛にもお勧めのツボです。
場所と刺激方法
曲池は肘を曲げ、外側にできるシワの端にあります。
反対の手の親指を曲池に当て、肘を包む様に持ち、ズーンと痛みを感じる強さで押します。
5〜10秒を3回ほど圧迫してください。
首肩胸の運動 実践編①
首肩胸の運動のひとつ目は、肩を持ち上げて、落とす運動です。
たいへん単純な運動ですが、僧帽筋をはじめ、胸郭をくつろがせるための筋肉をリラックスさせるのに有効です。
僧帽筋(肩の筋肉)はとても緊張しやすい筋肉です。
知らず知らずのうちに、力が入ってしまって、肩こりの原因になったり、背中が丸くなって姿勢の悪さの原因になったり、ひいては、肺をじゅうぶんにくつろがすことができず、呼吸が浅くなり元気がでなくなる原因になることもあります。
いつも、元気ハツラツとしていたいですね。
そのための、簡単な、しかも、効果的な運動になります。
まずは、ゆっくり肩を持ち上げますが、同時に息を吸います。そして2~3秒ほどそのままの姿勢で、その後、ストーンと肩を落とします。
この時に、息を吐きながら、できる限り力を抜くことがポイントです。