「肝」と「腎」をサポートして陽光と緑の時期を楽しく堪能しましょう!
この時期は気候が穏やかで、気持ちの良い時候ですね。
夏に向かって陽気も増えていく感じで、精神的にも身体的にも活動的になってきます。
戦争や物価上昇、ウイルス感染など心配事は多々ありますが、健康に留意し、この時期を気持ちよく享受しましょう。
今月の食養生は「肝」「腎」をサポートして寒暖の差に負けない体作り
暖かくはなりつつも急に暦が入ってきたり朝晩の冷えが強くなったりして体にはストレスがかかります。
また、この寒暖の差による風邪引きの予防のためには「肝」「腎」のサポート食材が大切になります。
そして、増えてくる陽気に対応するために「冷性」の食材も少しずつ取り入れましょう!
基本の食材①「肝」のサポート
玉ねぎ キャベツ さやえんどう たけのこ ふき ニラ きくらげ(黒)
いちご プルーン レモン ゆず
鰆(さわら)アジ 鯛 しじみ あさり
基本の食材②「腎」のサポート
ショウガ ネギ にんにく くず たんぽぽ
冷性の食材
きゅうり トマト なすび 瓜 キーウイ
5月 百会(ヒャクエ)→癒しのツボ
今回の「百会(ひゃくえ)」のツボはイライラや不安感、不眠などの原因である自律神経の乱れを整え、全身の血行を改善が期待できます。頭痛、眼の疲れ、めまい、肩こりにも効果的です。
ツボの場所と刺激方法
百会は頭の頭頂部にあり、両耳を結んだ線と、顔の中心(正中線)の交点にあります。
両手の人差し指、もしくは中指を重ねて、体の中心へ向かって、ズーンとした響きを感じながら、心地よい強さで10回ほど指圧してください。

健康生活には室温管理も注目しましょう!
熱中症で搬送される方の半数は高齢者です。
原因のひとつとして、私たちの温度感覚が「65歳くらいから鈍くなる」ということがあるからです。
たとえば、入浴時の水温を感じる私たちの感覚ですが、50歳以下では約 0.5度の温度差を感じるのに対し、65歳くらい以上になると約 1.0~5.0度の温度差にならないと違いがわからなくなり、火傷を負う場合すらあります。
そして、暑さがピーク前のこの時期は、温度差が大きい上に、体が暑さに慣れていないため、室温の上昇、または下降にあまり気づかず、体調を崩す原因になります。
こまめに、室温やご自身の体感に注意し、衣服を調整したり、エアコンの利用や換気などで、体にやさしい温度調節をおこないましょう。