冬のコロナ対策は「温活」の養生が決め手です!
今年の秋から冬にかけての気温は、まさにジェットコースター!
10月に、いったん寒くなって、11月の中旬に気温が上がり、この時期に夏日を記録したところもありました。
しかし、下旬には気温が下がり、この気温の落差に体のほう追いつかない方も多かったと思います。
寒さは、東洋医学で「寒邪(かんじゃ:冷えの原因)」と呼ばれています。
人間の生き残りの歴史は、この寒邪との戦いといっても過言ではないでしょう。
健康を保つことは、いかに「寒邪」から体を守るかがテーマになります。
また、コロナ禍の中、体を温める「温活」で、免疫力や自然治癒力を高める動きが活発化しています。
今回は、「温活」に効果的な方法を、食養生とツボで解説します。
東洋医学では冬の季節を「閉蔵(へいぞう)」と呼び、回復のための季節と捉えます。「気」をできるだけ内にとどめ、翌春からの活動力の基礎を作る時期にしましょう!
12月の食養生は冬に備えて「腎気(じんき)」を養います!
今年も、気温の変化が大きく、また、季節外れの高温に体は対応するのに「腎」はフル活動でした。
温度差が大くて、急に寒くなったりすると、「腎」の疲れの隙をついて「寒邪(かんじゃ:冷えの原因)」が体に入りやすくなります。
さらに、1日の温度差が大きいと、衣服の調整が大変ですね。
つい、脱いだり、着たりが大変で、暑さ寒さを我慢していると、「腎気」を消耗してしまいます。
「腎気」を消耗すると、風邪やインフルエンザ、コロナなどの外邪を撃退する力が弱くなりますので、面倒でも、こまめな衣服の調整を行いましょう。
今回は、「腎」を養う食べ物を中心に、この季節に効果的な「温活」「風邪対策」「肺・気管を守る」「笑顔を作る」食材をご紹介します。
「腎」をサポートする食材
寒さに備えるため、「腎」のパワーアップをたすけてくれる食材をとりましょう!
山芋 黒豆 黒ごま (白米ではなく)五穀米や雑穀類 鶏肉 エビ 生姜 銀杏 牡蠣 クルミ などです。
風邪対策にはビタミンC
ブロッコリー、ピーマン、パプリカなどの緑黄色野菜、ぶどうやみかん、キーウィなどの果物 などです。
「肺」と「気管」を守る食材
「風邪」対策として、咳や痰を抑え、「肺」と「気管」を丈夫にする食材です。
ぎんなん ハチミツ ごぼう れんこん 百合根 柿 かぼちゃ 大根 納豆 アーモンド などです。
「笑顔」をつくる食材
「気」が滞るとストレスが溜まりやすくなり、気持ちも沈みがちになります。「気」の巡りをよくして、できるだけ「笑顔」で過ごししましょう!
ショウガ ニンニク バジル ミカン ハーブ類 などです。
「八風(ハップウ)」で冷え対策!
今回は、足さきから冷えを撃退するツボ!「八風(ハップウ)」を紹介します。
足さきは血液循環が悪くなりがちな場所。逆にここの血行が良くなれば、体全体が暖まってきます。
ツボの場所と刺激方法
足の指のつけ根、左右で合計8つのツボがあるのが「八風」のツボです。
「八風」を親指の先で少し痛い程度に押します。回数は5〜10回を目安にしてください。
2020年 師走
新型コロナウィルスに生命も経済も大きな打撃を受けた年でした。
そんな1年を振り返って、「ご自身の10大ニュース」はなんだったでしょうか?
良いことも、悪いこともあったと思います。
また、「とくに何も無かった…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その「何も無かった」ことも、良かったことではないでしょうか?
「事故や病気、インフルエンザやコロナに感染しなかった」「大怪我をしなかった」ことも、「何も無かった良いこと」かもしれません。
もちろん、大変な目に遭遇した方も、いらっしゃるでしょう。
しかし、人生は山あり谷あり、受け入れ難きことも、受け入れながら歩いてゆくしかありません。
どのような1年であれ、その経験は貴重で大切なものとして胸に刻み、また、新たな気持ちで新年と向かい合っていただければ、と願います。
今年も、最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。