集中力を高めパフォーマンスを上げる10月の養生
読書の秋であり、運動の秋、そして食欲の秋。
心にも体にも心地よい栄養を与えたいです。
仕事や勉強の効率もあげやすい時期です。毎日のちょっとした気づきや工夫で体や思考のパフォーマンスはアップされます。
今月の養生で毎日の質が少しでも向上すればうれしいですね!
10月の食養生は「肺」を守り「腎」を養います!
この時期は寒暖の差が大きく、近年はその傾向が強くなっています。
東洋医学ではこの時期に体の中で「気」の入れ替えが起こると考えらています。
その時に体表からは陽気だけでなく津液(しんえき;水分)も放出され、衛気(えき;体を守るバリアのようなもの)が弱り風邪をひきやすくなります。
「肺」を守る食材です
衛気(えき)と関係する臓器は「肺」です。まずはこの「肺」を守る食材を紹介します。
ハチミツ ごぼう れんこん ゆり根 金柑 イチジク 柿 梨 ビワ などです。
粘膜を強化するビタミンを摂りましょう
また、粘膜をサポートして風邪の予防をするのもこの時期、大事になります。そのためにはビタミンA C E をたっぷり摂取しましょう。
ビタミンA:人参 かぼちゃ
ビタミンC:ブロッコリー 大根 柿 かりん
ビタミンE:アーモンド 唐辛子 緑茶 サフラワー油
「腎」を養う食材です
冬に備えて「気(エネルギー)」のもとである「腎」を養わなければいけません。
山芋 黒豆 黒ごま 鶏肉 エビ 生姜 銀杏 牡蠣 クルミ などです。
10月の健康ツボ療法は眠気解消
眠気解消には中衝(ちゅうしょう)が効きます!
今年の暑さは体にこたえました。夏の疲れがいまだに取れない方も多いと思います。
疲れによる眠気に悩まされることも今年はいつもより多くなるかもしれません。
大事な会議中や車の運転中に眠気が襲ってくれば大変です。
そんな時の眠気解消におススメのツボが中衝です。
中衝の場所
中指の人差し指側、爪の付け根あたりにあります。
痛みを感じる程度に強く、15秒~30秒ほど揉むことで、眠気を飛ばしイライラを軽減してくれます。朝の目覚めも使えますよ。

交通安全の秋
9月の下旬に交通安全運動が行われます。
実はこの時期になると交通事故が増えてきます。
月別で見る交通事故件数は、10月から12月にかけて増えていき、この三カ月がワースト3 です。続く1月は4番目に多い月なので、これからが一番危険な時期になります。
特に日没の前後約1時間の薄暮(はくぼ)と呼ばれる時間帯に事故は多く発生しています。
(参照;薄暮時間帯における交通事故防止|警察庁WEBサイト)
これからの季節、運転をする人も、道を歩く人も、十分に気をつけて事故を防ぎましょう。