4月は「陽気」の加減が心身にうれしい季節にするポイント!
桜の愛でる時期になりました。
衣服も軽くなり、肌にあたる空気も心地よく、心身ともにうれしい季節です。
しかしながら、春という季節は、ホルモンの分泌が不安定にもなる時期なので、ちょっとしたことで不調を感じることもあります。
ホルモンのアンバランスは自律神経の乱れの原因になります。
東洋医学では春先の不調を陰陽バランスの乱れと考えます。
そこで、今月の養生は、陰陽バランスを整えがテーマです!
4月の食養生!「苦味」の野菜がポイントです!
冬は「いかに寒さから身を守るか」、また、夏は「いかに暑さからの消耗を少なくするか」がテーマになりますが、春のテーマは陰陽のバランスの整えです。
そして、このバランスの要が「肝」です。
「肝」は気血を担っており、気血のめぐりの良し悪しで体の陰陽のバランス調整が決ります。
陽気は気血のめぐりを活発にします。ところが、陽気が多すぎると「肝」がオーバーヒートしてしまいます。
「肝」がオーバーヒートすると「肌荒れ」や、「ふきでもの」などの原因になります。また、気分が不安定になり、イライラしたり、落ち込んだりするのも肝のストレスが原因です。
そこで、徐々に増えてくる春の陽気を食事と運動でコントロールすることが大事になります。
まずは、食養生として「肝」を助けストレス抑えるためには「辛味+苦味」を基本に少し「酸味」を効かす食材を選ぶことがポイント。
加えて、ウイルスなどに対しての抵抗力を高めるために、「脾胃」を助ける食材も加えました。
あとは、散歩などの軽運動が体内の余分な陽気を発散さるので、花粉などのこともありますが、短時間でも良いので、屋外に出てみましょう。
基本の食材
たけのこ ふきのとう 菜の花 キャベツ たらの芽 アスパラガス よもぎ わらび 玉ねぎ
オレンジ いちご ぶどう 桃
アジ カツオ サワラ あさり
肝の働きを助ける「酸」を含む食材
梅 ゆず トマト レモン 酢のもの
ブルーベリー レモン ライム オレンジ
「脾胃」をサポートする食材
インゲン豆 大豆類 かぼちゃ サツマイモ 山芋 リンゴ
今月のツボ療法:鼻炎症状は「外鼻(がいび)・内鼻(ないび)」で対応!
いろいろとうれしいことも多い春ですが、花粉症は、この季節のまったくうれしくないものです。
そこで、今回紹介するツボが「外鼻(がいび)」「内鼻(ないび)」です。
このツボは鼻のつまりや鼻炎症状の解消効果を大きく期待できます。
花粉症のツボは顔の前面に多くあるのですが、今回は、とくに顔に触れずに鼻の通りを良くする効果的なツボを選びました。
ツボの場所と刺激方法
耳の穴の前にある出っぱりの外側が外鼻、内側が内鼻です。
指で耳珠(じじゅ)と呼ばれる、耳道(みみどう)の入り口の出っぱりをつまむ様に刺激します。
痛気持ちいい位の強さで5秒間を3~5回、圧迫してください。
筋肉は大切な資産
少し前に老後2,000万円問題というものがありましたね。「老後の生活を困らないようにするためにはある程度の貯蓄が必要です」というもので、今ではその数字については色々と言われています。ただ、お金については、あるに越したことはありません。
ところが、歳をとった時に「お金より大切な資産」といっても言い過ぎではないものが筋肉です。
実は、老後の生活を身体的にも精神的にも支えるために、筋肉量が多いことが、大変重要ということが、最近の研究や調査でわかってきました。
一般的には、筋肉量が多と、運動機能の衰えが少ないので転倒などのリスクが減ります。これは、イメージしやすいですね。
それ以外にも、筋肉からはマイオカインと呼ばれる免疫力をアップし、ガンなどの病気を抑制する物質や、認知機能を向上させる物質が出ていることがわかってきました。
つまり、筋肉があると病気になりにくく、認知症にもなりにくい、ということです。
なので、お金も大事ですが、「老後のもっとも大事な資産は筋肉」といっても言い過ぎではありません。
そこで、問題はどんな筋トレをいつから始めれば良いか?です。
以前は、高齢になると筋トレは無意味と言われていました。
ところが、これも最近の研究で分かったことですが、何歳になっても筋トレには効果があります!
方法についてはその方の体力や環境によって変わります。当院では個別のプランを組み楽しく運動していただいております。
無料体験もありますのでお問い合わせ頂ければ幸いです。