6月の養生は2つの作戦!「熱」と「湿」対策でスッキリ元気に!

私の周りでも、続々とワクチン接種が行われています。
進撃の新型コロナウイルスに対して、はやく決着をつけてもらいたい!
このワクチン接種に大いに期待しています。

さて、6月といえば「梅雨」でが、今年は、とても早い梅雨入りになっています。

例年の10日から25日くらい早いようですね。

この記事を書いている時点で、東海地方までは、すでに梅雨に入りました。

このあと、関東地方、東北地方と、これらの地域も、早い梅雨入りになりそうです。

養生の方法も、この梅雨をはさんで、気候が違ってくるので、「梅雨前」「梅雨中」「梅雨あと」と3つに分けて考えていきます。

今月は「梅雨前」と「梅雨中」で解説します。

「梅雨前」は【余分な陽気の発散】がテーマ

まず、梅雨前までは、余分な陽気の発散にを心がけることです。このアプローチは、春の養生と同じです。

また、1日の寒暖の差に気をつけることもポイントになります。

そのためには、適度な運動を行い、少し面倒ですが、日中暑くても、日暮れ以降の気温が下がる時のために、ジャケットなどの上着を用意するようにしましょう。

また、食材については、体の余分な熱を発散してくれるものを選びます。

「梅雨中」は「湿」への対策で水分代謝を促す食材を積極的に摂りましょう!

また、生活のリズムも、起床時間を冬場より、少し早め(30分から1時間が目安)にするのが理想です。

6月の食養生は、前半は「熱」、後半は「湿」の発散がポイント

基本の食材

アスパラガス キュウリ 冬瓜 トマト ピーマン オクラ スイカ

ぶどう さくらんぼ ブルーベリー ラズベリー 

鮎 カツオ はも うなぎ

「熱」を発散してくれる「冷性」の食材

きゅうり トマト なすび おくら ズッキーニ モロヘイヤ すいか

キーウイ マンゴー メロン

「湿」を発散してくれる食材

かぼちゃ キュウリ さやいんげん さつまいも すいか

いちじく ぶどう マンゴー  

とうもろこしのヒゲ(乾燥させてお茶にします※動画を参照ください)

6月のツボ療法は「委中(いちゅう)」で腰痛対策!

委中のツボの効力は腰や背中の血流をよくすることです。

なので、腰痛だけでなく、ふくらはぎのむくみの改善効果も期待できます。

とくに、「湿」がたまりやすい時期には効果的です。

「委中」の場所と刺激方法

委中は膝裏の中心にあります。

両手の中指を重ねて委中に当て、ちょっと痛い位で圧迫し、円をえがく様に息を吐きながら5〜10回刺激します。

自分では、見えない場所にありますが、ズーンとくる独特の圧痛が強いので、一度その圧痛を体験すれば、わかりやすいツボです。

熱中症対策は「梅雨中」から意識していきましょう!

今季は異常に早い梅雨入りであり、そして、例年よりも暑くなると気象庁は予測しています。

熱中症の救急搬送の出動回数は、真夏日(最高気温が30度以上)で増え始め、猛暑日(35度以上)になると急増します。

しかし、そこまで暑くない梅雨の時期から熱中症は増えてきます。

なぜなら、梅雨の時期には体がまだ暑さに慣れていないため、汗を上手にかくことができず、体温調節機能が低いからです。

季節の変わり目に体調を崩すのは、この暑さに慣れる「暑熱順化(しょねつじゅんか)」という体の気候変化に対応する仕組みがうまく機能できないことが主要な原因のひとつです。

とくに、寒くなる時期は自然と慎重になりますが、暑くなる時期は油断から体調を崩すことが増えます。

まずは、暑熱順化の機能を高めるためにも、適度な運動で汗をかくことを体に再確認させましょう。

汗をかくようになれば、皮膚の血流も促進され、熱が逃げやすくなり、汗に含まれる塩分も少なくなります。その結果、脱水になりにくくなります。

健康的に気持ちよく汗をかくために、この時期からの水分補給を改めて意識しましょう。

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