5月の養生は「肝」と「腎」をサポートしてストレスに負けるな!
再度、「緊急事態宣言」がでました。
個人にも社会全体にも、閉塞感や不安感、不満感など、ネガティブな心理的な要素が増大しています。
「出かけられない」「人と会えない 」「外食ができない」「賑やかに飲み食いできない」など自粛生活が続くことで心理的なストレスはもちろん、身体的な面でも影響が出てきます。
このような状況なので、今月も、ストレスに負けないために「肝」の養生をテーマに解説していきます。
まず、基本的に春は「肝」から余分な陽気を発散させることがポイントです。とくに、春終盤のこの季節は陽気が過剰になりやすく注意が必要です。
方法は、「肝」の余分な陽気を減らす食事と適度な運動です。
「イライラ」「だるさ」「頭痛」「不眠」「やる気低下」「情緒不安定」「食欲低下」などの症状は、「肝」のオーバーヒートが原因です。
「肝」をバックアップして、心身ともに健やかにしていきましょう!
現状は、出口の見えないトンネルのようですが「夜明け前の闇がもっとも深い」といわれます。
ワクチン接種も開始されました。出口はもうすぐです。
もうひと頑張りしましょう!
5月の食養生は「肝」「腎」のサポート食材と冷性食材
今回も、引き続き「肝」をサポートする食材と、「腎」をサポートする食材を紹介します。
「腎」が強くなれば「肝」の余分な「陽気」を取り除いてくれます。
また、朝晩の気温差による風邪引き予防のため「腎」を強くすることは大事です。
そして、初夏の季節に向けて「冷性」の食材も少しずつ取り入れ始めましょう!
基本の食材:「肝」のサポート
玉ねぎ キャベツ さやえんどう うど たけのこ ふき きくらげ にら
プルーン いちご、ゆず レモン
アジ 鰆(さわら) 鯛(たい) あさり しじみ など
温度差による風邪予防の食材:「腎」のサポート
くず(葛) たんぽぽ ショウガ ネギ にんにく など
冷性の食材
キュウリ トマト キーウイ など
5月のツボ療法は「合谷:ごうこく」~ストレス解消~
万能ツボと呼ばれる「合谷」には心をリラックスさせる効果も大きいです!
場所も、手の甲側の親指と、人差し指の骨の分かれ目にあります。
なので、セルフケアを行いやすいツボです。
ツボの刺激方法
反対の親指と人差し指で「合谷」のツボをはさみ、少し人差し指側の方に押し込むように刺激します。
痛気持ち良いくらいの強さで押さえましょう。その時、息を吐きながらリラックスすることがポイントです。
目安として5~10秒を3~5回くらい交互に両手に行います。
1日に複数回、セルフケアーしてください。より、効果的です。
コロナストレスと向き合う!
こんな不安やストレスを抱えていませんか?
・自分も感染したかもしれないと不安
・自分や家族、身近な人の健康状態が気になる
・テレビやラジオでコロナ関連のニュースがとても気になる
・先の見えない自粛生活が不安でたまらない
人は不安があると、不安そのものに心がとらわれてしまい、ものごとの本質を考えることができなくなってしまいます。
そのような時には、心と体に大切な基本的な行動を確認しましょう!
・外出しなくても、日光は浴びるようにする
・できる限り体を動かす工夫をする(家でラジオ体操など)。
・電話やスマホなどによる人と交流をはかる(電話や動画通信など) 。
また、不安で相談をしたい場合は、以下のサービスもご利用ください。
大阪府の新型コロナフリーダイヤル
9:30~17:00 土日祝も実施
不安は誰にでもあります。
大切なのは、不安をひとりで抱えず、誰かに話すことです。
単に不安がらず、問題の本質を考えていきましょう。