6月の養生は「寒暖の差」と「余分な湿」への対策をしましょう!
新型コロナウイルスの感染も、おさまりつつありますが、まだまだ、油断ができませんね。
緊急事態宣言の一部解除も実施され、人と人との交流が再開されます。しかし、この2〜3カ月間で身に付いた、マスク、手指の消毒、ソーシャルディスタンスの意識など、感染予防対策については、しっかりと継続していかなければいけないと思います。
さて、今月の養生は、6月の梅雨前と、梅雨入りで対策が変わってきます。
まず、梅雨前までは、余分な陽気の発散にを心がけることと、1日の寒暖の差に気をつけることがポイントです。
そのためには、適度な運動を行いましょう。また、食材については、体の余分な熱を排出してくれるものを選ぶことですね。
そして、梅雨になれば「湿」への対策も重要になってくるので、水分代謝を促す食材を積極的に摂ってください。
生活のリズムも、起床時間を冬場より、少し早め(30分から1時間が目安)にするのが理想です。
6月の食養生は「熱」と「湿」の排出がポイント
基本の食材
アスパラガス キュウリ 冬瓜 トマト ピーマン オクラ スイカ
ぶどう さくらんぼ ブルーベリー ラズベリー
鮎 カツオ はも うなぎ
余分な熱を発散してくれる「冷性」の食材
きゅうり トマト キーウイ
梅雨の時期の「湿」対策の食材
かぼちゃ キュウリ さやいんげん さつまいも
いちじく ぶどう マンゴー スイカ とうもろこしのヒゲ(乾燥させてお茶にします)
6月のツボ療法は「陰陵泉(いんりょうせん)」で無駄な湿気を追い払う!
ジメジメした梅雨時期は、体調を崩したり、節々の痛みが出たりします。そんな湿気に悩まされる時には「陰陵泉」です。体内の余分な水分を排出して、腰や膝の疾患、疲労や消化不良にも効果的です。
「陰陵泉(いんりょうせん)」の場所と刺激方法
陰陵泉はふくらはぎの内がわ、脛骨(けいこつ)内側を親指の腹で、下からなぞり、膝の骨の下で止まる場所にあります。
陰陵泉に親指を当て、真っ直ぐ骨に向かって圧迫してください。
押す強さは、少し痛い位の力加減です。回数の目安は、5〜10秒を3〜5回くらい押して下さい。
カフェインの利尿作用への新たな見解!
一般的にコーヒーや緑茶はカフェインが含まれているので、水分補給には適当ではないと思われていましたが、実はそうでもなさそうです。
カフェインの利尿作用、そのメカニズムとは?
腎臓の機能は、体内の血液から老廃物などの余分なものを濾過し、それを尿として、体外に排泄する役割を持っています。そのときに、腎臓は排泄する水分の一部を再吸収するのですが、カフェインはこの働きを邪魔します。そのため、水分の多い尿になってしまって排尿量や回数が増えます。
「コーヒーやお茶は水分補給に適さない」とはかぎらない!
このような理由から、カフェインを含むコーヒーやお茶は水分補給に適さないといわれて来ました。
しかし、新たな研究では、日常で飲まれるくらいの量のコーヒーやお茶では、強い利尿作用は働かないことがわかってきたのです。
つまり、水分補給にコーヒーやお茶を飲んで大丈夫なのです。しかし、適量は存在します。やはり、カフェインの取りすぎには注意が必要なのです。
1日の摂取目安とされるカフェイン400mgは、コーヒー3〜4杯程度、緑茶2ℓです。
飲み方も、1度にまとめて飲んでしまうと体調を崩す恐れがありますので、こまめな水分補給を心がけて、体調を維持しましょう。
参考1;飲む量とタイミングに気をつけて。コーヒーに利尿作用がある理由を管理栄養士が教えます
– macaroni https://macaro-ni.jp/79426
参考2;「カフェインには利尿効果があるため緑茶やコーヒーは水分補給に向かない」は、誤解だった!(マガジンサミット)
– goo ニュース https://news.goo.ne.jp/article/magazinesummit/life/magazinesummit-http_editor.magazinesummit.jp_p_71264.html