「熱」と「湿」のじょうずな発散が6月の養生ポイント!
近年は、天候や気温の変化がますます大きくなってきていますが、今シーズンの目まぐるしい天候の変化は特徴的で、前日との気温差が10〜20度も当たり前のような感じになりました。
みなさんの体も、この変化についていくのが大変だと思います。
ただし、今のところ湿度は低く、まだまだ爽やかな風を楽しむことはできますね。
しかしながら、今月は梅雨入りになります。
「暑い!」に、湿度が加わり、蒸し暑さになります。私はこの季節、苦手です。(得意な人はあまりいないですね)
さらに、暑さだけでなく、エアコンや天候の変化で気温が下がった時に、この湿気、余分に体を冷やす悪さをします。
コレも困ったものです。
ということで、今回の養生のポイントは「熱」と「湿」の発散とくに湿にテーマをおきたいと思います。
食養生は「熱」「湿」の発散を助ける食材とタンパク質をしっかり摂りましょう!
この時期は、いかに余分な「熱」と「湿」を体から追い出すか、が、養生のポイントとなります。東洋医学の基本的なスタンスは、足りないものを補い、余分なものを追い出す、なので今月は、とくに「湿」の除去がテーマとなります。あわせて、スタミナ不足にならないように「タンパク質」「ビタミンB群」「ミネラル」もしっかり摂りましょう。
基本の食材
アスパラガス キュウリ 冬瓜 トマト ピーマン オクラ スイカ
ぶどう さくらんぼ ブルーベリー ラズベリー
肉類 鮎 カツオ
「熱」を発散してくれる「冷性」の食材
きゅうり トマト なすび おくら ズッキーニ モロヘイヤ すいか
キーウイ マンゴー メロン
※適度な運動での発汗もじょうずな「熱」の発散方法です!
「湿」を発散してくれる食材
かぼちゃ キュウリ さやいんげん さつまいも すいか
いちじく ぶどう マンゴー
とうもろこしのヒゲ(乾燥させてお茶にします)
スタミナをつけてくれるタンパク質、ビタミンBを含んだ食材
豚肉 はも うなぎ 穴子 納豆 高野豆腐 にら にんにく
今月のツボ療法: 余分な水分(湿邪)は「豊隆(ほうりゅう)」で排出しましょう!
梅雨時期の体調不良になる主な原因の一つは体に余分な水分が停滞することです。
そして、余分な水分は、むくみ、冷え、怠さを引き起こします。
そこで、「豊隆」のツボの登場です。
このツボは、体の中の水の通り道を広げて水分の循環を良くする働きがあるので、余分な水分の排出の効果が期待できます。
ツボの場所と刺激方法
豊隆は、外くるぶしから真っ直ぐ膝へ向かうラインの真ん中の高さの少し前の少し凹んだ場所にあります。
豊隆へ親指をあて、痛気持ちいい位の強さでグリグリと刺激します。5〜10秒を3回程度行ってください。
運動の方法【70代以上編】
前回まで、筋肉量を、キープするメリットを解説してきました。そして、今回は筋肉を増やすための運動の一例を紹介します。
とりあえず、タイトルを【70代以上編】としましたが、もちろん、明確な年齢の線引きなどありません。
また、同じ年齢でも、個人差があります。また、年齢を重ねれば重ねるほどその差は大きくなります。
しかし、ぜひ、知っていただきたいことは、いくつになっても運動によって筋肉は増やすことができるということです。
つまり、「もう運動なんてしてもムダじゃないだろうか」「いまさら運動なんておっくうだ」などと思わずに、とにかく、運動を始めることがなにより大切ということです。
そのためにも、簡単で気持ちの良い運動からのスタートがポイントです。
まずは、なんといっても基本のウォーキング。
ちまたでは、「ウォーキングなんて無駄説」など、いろいろな説も飛び交っていますが総合的に見てもウォーキングの優れた効能は否めません!
そして今回は、とくに楽しくウォーキングということで、
①できるだけ身軽に、そして、
②ウォーキングだけでなく、歩くことに付随するプラスアルファの楽しみを作っていきましょう。
たとえば、体に気持ちの良い服装(できればちょっとオシャレに)足に優しい履き物、そして気の合う人と連れ立っての散歩、という具合です。もちろん、お一人でも、ご自身の好きな場所や目的地を見つけて、とにかく楽しく歩く!ことを目的にお出かけしてみてください。
次回は、室内でもできる筋トレ運動を紹介したいと思います。