最高に気持ちのイイ季節、でも【温度差】に注意!「肝」と「腎」をサポートがこの時期のテーマです。

5月は気候が穏やかで、とても気持ちの良い時候ですね。

夏に向かって陽気も増え、精神的にも身体的にも活動的になってきます。

しかしながら、体のホルモンバランスも、まだ少し不安定な時期です。社会的にも、新生活の疲れが出る頃です。「肝」と「腎」のサポートが心身の調整を助けます。

今月の食養生のテーマは寒暖の差に負けない体質作り!

この時期には、朝晩はひんやり、でも、日中は真夏日!なんて日もあります。この温度差が体には大きなストレスとなります。そして、この温度差で体調を崩すこともこの時期の注意点です。

対策として「肝」「腎」のサポート食材を積極的に摂っていきましょう。

加えて、増えてくる陽気に対応するために「冷性」の食材も加えます。

基本の食材①「肝」のサポート

玉ねぎ キャベツ さやえんどう たけのこ ふき ニラ きくらげ(黒)

いちご プルーン レモン ゆず

鰆(さわら)アジ 鯛 しじみ あさり

基本の食材②「腎」のサポート

ショウガ ネギ にんにく くず たんぽぽ

冷性の食材

きゅうり トマト なすび 瓜 キーウイ

今月のツボ療法:心身のバランスは「内関(ないかん)」で整えましょう!

今月はホルモンバランスのが崩れやすいことを、お伝えしました。

そこで、今月ご紹介するツボは「内関」です。

このツボは、自律神経、ホルモンのバランスを整えて、不安感やイライラの緩和、また、不眠、乗り物酔いにも効果が期待できます。

場所と刺激方法

手首の近くにあるツボで、手首を曲げて出来るシワの真ん中の、親指2本分、肘寄りの場所です。

反対の手の親指を内関に当て、残りの4指で挟む様にします。

親指へ力を入れて少し痛いくらいの強さで、5〜10秒を3~5回、圧迫してください。

筋肉は大切な資産、その②

前回に引き続き「筋肉が大事」のお話です。

筋肉がしっかりついていれば、力があるので日常の生活動作や歩行時に転倒しにくくなることはシンプルにイメージしやすいと思います。

それだけではなくて、筋肉があることで認知機能にも、良いことがわかってきました。

ひとつには、日常的に活動的になり、たとえば、歩きまわっても疲れにくい。

このことは、人の脳にとって、とても大切なことで、それだけ、いろいろな人やことがらに出会うことができます。

つまり、社会的な刺激を潤沢に得ることで認知機能が鍛えられます。

そして、もうひとつは最近の脚光を浴びている研究結果です。

実は、筋肉自体から分泌される物質が、ダイレクトに体と脳を脳を元気にさせることがわかってきました。

マイオカインと呼ばれるホルモンなどの生理活性物質で、この物質が、体も脳も若々しく保ちます。

まるで宝物のような物質です。

このお宝をいただくための、筋肉量をキープする具体的な運動を、次回、ご紹介したいと思います。

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