1月の養生は「気端」のつぼで「温活」します!
年が明けて2020年になりました。夏には、東京オリンピックも開催されます。
夏は、まだまだ先のことのようですが、養生は、先の季節を見越して、今の季節に何を整えるのかを考えることが大切です。
そこで、冬の養生に大切なポイントを解説していきます。
まず、東洋医学では冬の季節を「閉蔵(へいぞう)」と呼び、回復のための季節と捉え、「気」をできるだけ内にとどめ、春からの活動力の基礎を作る時期と考えます。
寒い季節の重要なことは、「腎気:じんき」を養って、体を冷やさないことです。
そして、腎気を支えるのが「丹田;たんでん」です。(場所はおへその下あたり)
丹田は精神と身体とを結びつける重要なポイントであり深呼吸により鍛えることができます。
目を閉じてリラックスし、できるだけ長く、深い呼吸で丹田を鍛えましょう!
1月の食養生
腎気を養うためには、
「補腎益精:ほじんきせい(腎を養い精を補う)」
「補陽:ほよう(陽気を補う)」
「利気活血:りきかっけつ(気血の循環を高める)」
の3つの柱があり今回はこれを助ける食材を紹介します。
また「鹹;かん(塩味)」も腎気を助けます。とりすぎるとよくなので、いつもより少しだけ塩味を効かせるくらいがポイントです。
寒邪から腎を守る(捕腎益精と補陽)
山芋 自然薯 えび 牡蠣 カブ ネギ 大根 ニラ ショウガ 椎茸 くるみ 黒豆 黒ゴマ などです。
生野菜より温野菜を食べましょう
生野菜は食べ過ぎると体を冷やします。「温野菜」や「おひたし」で摂取しましょう。
利気活血に効果的な食材
そば 大根 かぶ 玉ねぎ らっきょう えんどう豆 チンゲン菜 みかん ジャスミン などです。
1月のつぼ療法も引き続き「温活」です!
引き続き「温活」のつぼです!足先から血流を改善して冷え対策します!
「気端(きたん)」のつぼで「温活」しましょう
底冷えのする季節、足の冷えには足指の先にある「気端」のつぼが効果的です。
親指と人差し指でつまんで、少し痛みがあるくらいに力を入れてグリグリとこねるように刺激します。
同時に、足指を曲げ伸ばししてください。より血流はよくなり、冷え撃退には抜群です。足湯との併用もおすすめです。
「気端(きたん)」のつぼの場所
足の指の先端の部分です。片足に5カ所、両足で10カ所です。
鼻水の大切な役割
鼻水の大切な役割とは、鼻から入った「ばい菌」や「ウィルス」などの異物を外へ追い出すことです。
また、鼻から吸い込む空気は体温よりも低く、乾燥していて、ホコリなどの異物もあるため、そのまま体内に入ると体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
それを防ぐために、外の空気が体に取り込まれる前に、鼻腔(鼻の穴から気管のあいだ)で空気を加熱・加湿して、粘膜によって異物を除去しているのです。
鼻水が止まらなくなるのは、ホコリや花粉などの異物がたくさん鼻腔に入ってきたときの体の防衛反応なのです。
花粉症などのアレルギーは、体が花粉を有害な異物と「勘違い」して起こっている症状です。今季はいつもより早期に花粉が飛びそうです。
マスクなどで早めの対策をおすすめします。