11月の養生
食養生
秋も深まり冬への準備を始める時期になりました。
今月はこの季節のテーマである「容平(実を結ぶこと)」の締めくくりとして内外の気を身体に収め、また来る冬に備えて「腎気」養わなければなりません。
そのために肺からは「天の気」、食物からは「地の気」を取り込み腎気を強くして寒さに負けない心身を準備しましょう。
またこの時期は愁い、かなしみの気持ちが出やすい季節です。ある程度は季節要因ととらえて、ゆったりと構え、微笑んで過ごしましょう!
腎気を補う
米、芋類、きのこ、エビ、魚(生でないもの)、梨
肺、気管を守る食べ物
ぎんなん、ハチミツ、ごぼう、れんこん、百合根、柿
かぼちゃ、大根、納豆、アーモンド
黒米、黒豆、黒ごま
気のめぐりを良くするもの
ショウガ、ニンニク、バジル、ミカン、ハーブ類
健康ツボ療法~血行促進~
血海(けっかい)
血海はその名の通り血が集まる場所という意味があり、血行に関する症状に効果を発揮します。
血海は血行促進作用をはじめ、貧血や冷え性に効きます。また生理不順や生理痛の時は血海に張りやしこりが出来たりします。
膝のお皿の上端から指3本上の内側にあります。
親指をツボに当て、息を吐きながら5秒押して離すを1分くらい繰り返してください。
高齢者の運転
高齢ドライバーによる加害事故が日々報道されています。生活環境などから中々車を手離せない方も多いですが、年齢的な身体の衰えだけでなく、認知機能の低下は事故のリスクを非常に高めます。
これは、ある家庭の解決法。
認知症と診断された男性の家族が「運転卒業式」を開催。「おじいちゃん、長い間運転ご苦労様でした」と孫から感謝状と記念品贈呈、写真撮影を行いそれらを床の間に飾る。そして車を売却し自宅駐車場はご近所と歓談用ベンチに造り変えました。「俺の車どうした?」と聞くたび妻は記念写真を指差し本人に「そうだったな」と納得してもらっているとのこと。
アイデア次第で本人の気持ちを傷つけず、円満な解決方法はあるものですね。