1月の養生

食養生

この冬は比較的暖かな感じだったのですが、さすがに12月後半以降は寒さが厳しくなってきました。 

さて漢方では体を冷やさないことが養生の要です。そして体を冷やさないためには腎気を養うことが肝心です。 
これには「補腎益精(腎を養い精を補う)」「補陽(陽気を補う)」「利気活血(気血の循環を高める)」の3つの柱があり今回はこれを助ける食材を紹介します。 

また腎気を支えるのが「丹田;たんでん」です。ここは精神と身体とを結びつける重要なポイントであり深呼吸により鍛えることができます。 目を閉じてリラックスし、できるだけ長~く、深~く呼吸を行いましょう。

特に忙しい時、疲れた時こそ大切になりますね。 
また「鹹;かん(塩味)」が腎気を助けます。とりすぎは禁物なのでいつもより少しだけ塩味を効かせるのがポイントです。

寒邪から腎を守る(捕腎益精と補陽)

山芋 自然薯 えび 牡蠣 カブ ネギ 大根 ニラ ショウガ 椎茸 
黒豆 黒ゴマ 

生野菜の量を減らし温野菜を摂る

生野菜は摂り過ぎると体を冷やします。温野菜やおひたし等にしましょう

利気活血に効果的な食材

そば 大根 かぶ 玉ねぎ らっきょう えんどう豆 チンゲン菜 みかん 
ジャスミン

 健康ツボ療法

迎香(げいこう)→鼻水・鼻つまり

寒い時期は風邪をひいていなくても寒暖の差で鼻粘膜が刺激されて鼻づまりが起きやすくなります。
そのときに頼りになるのが迎香のツボです。
鼻が詰まって呼吸が浅くなると苦しいだけでなく代謝も悪くなり元気のエネルギーもうまく作れません。また匂いがわかりにくい時にもこのツボは役に立ちますね。
場所は小鼻の真横のくぼみにあります。
ここに人差し指を当てて、下から上に押し上げる様に3秒間押して、3秒間休みます。
これを5回ほど行います。

お正月の書き初め

昨年、仕事・勉強・年賀状以外で字を書く事はありましたか?
最近はパソコンやスマホの普及で手で字を書くことが本当に少なくなりました。この手で文字を書くという行為は脳にも大変良い刺激を与えてくれます。そこで今年は書き初めをしてみませんか?

書き初めとはもともと「若水(元旦の朝に初めて汲んだ水。邪気を払うといわれる)で墨をすって、恵方に向かっておめでたい言葉や詩歌を書くという行事」となっています。
毛筆が大変という場合は筆ペン等でもいいでしょう。

ハイテクの現代においても、心を落ち着け、今年の抱負を文字に書き表し、新年を始めてみるのも素敵だと思います(^^)v

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