5月の養生

5月は気候としては気持ちの良い暖かさを楽しむことができる月です。
しかしこの季節は増えてきた陽の気を上手に発散させないと不眠、無気力、倦怠感、イライラ、のぼせなどの症状がおこります。

漢方では上記の症状は「肝陽上亢(かんようじょうこう)」という証によって起こると考えます。
そしてこの月も「肝」の働きを助けることが大切になります。

食は引き続き「辛味+苦味」を基本に「甘味+少量の酸味」で味を整えればOKです。
トマトやキュウリなどの冷性の食材も美味しくいただける時期になってきましたね。

また心身ともにのびのびと過ごして、適度な運動で陽気を発散することも大切です。
それと気温差により風邪を引きやすいのもこの季節です。予防の食材も参考にしてください。

基本の食材
玉葱 キャベツ さやえんどう うど たけのこ
ふき きくらげ にら
プルーン いちご、ゆず レモン
アジ さわら タイ あさり

温度差による風邪予防の食材
葛粉 たんぽぽ ショウガ ネギ にんにく

冷性の食材
キュウリ トマト

健康ツボ療法胃腸改善
梁丘(りょうきゅう)

つい食べすぎ、飲みすぎで疲れた胃腸の調子を改善して整えてくれます。
膝のお皿の上の外角から、太ももに向かって指3本分上のところにあるツボです。
親指でしっかり10秒押し続けたら、ゆっくり離す。これを左右とも、5回ほど繰り返しましょう。

健康的な便、健便のすすめ
もしあなたが外出時にトイレへ行き、そこで誰かの用を足した後の小部屋に入った時に便器に茶色の付着物を発見し、
またそのにおいに不快感をおぼえたら、アンラッキーと思うかもしれませんね。

排泄のお話で恐縮ですが(食事中ならごめんなさい)、この便器に付着する流れない便はカラダからの大切なメッセージなのでお話しさせてください。

それは「食生活の影響」つまり、脂肪分の取り過ぎのため付着するのです。
本来、脂肪分は小腸で吸収され、便に残る事はありません。
しかし脂肪分を多量に摂ると小腸で吸収しきれない分、そのまま大腸に移動します。 

また脂肪分の多い動物性たんぱく質は消化吸収に非常に時間がかかる為、
腸の中にいる時間が長くなり腐敗が起こり自身の腸内環境にも悪影響を及ぼし、便のニオイも強くなります。 

日々の食生活は、自他共に不快に思わない、トイレマナーにも繋がっていますね。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ブログ

前の記事

ショートスリーピング