4月の養生
厳しかった冬も終わり春本番になってきました。
漢方では「肝」が春の主役になります。
肝は気血のめぐりをよくする基盤になります。
しかし春には肝の気が上に昇りすぎオーバーヒートになってしまうことに注意が必要。
吹き出物が出たり気分が不安定になりイライラしたり、逆に落ち込んだりするのはこのためです。
またこの時期は入学や進級、就職、異動などのイベントなどで気が張ってしまいがち。
また寒暖の差も大きいため自律神経に無理をさせる機会が多くなります。
そんな時こそ意識してのリラックスが大切ですね。
ゆったりとお風呂を楽しむ、環境にアロマを取り入れてみる、などして心身をリフレッシュしましょう!
食材については肝をサボートために
「辛味+苦味」を基本に「甘味+少量の酸味」を組み合わせたものが良いですね。
これを基本に美味しく、みずみずしい春の食材を楽しみましょうね(^_^)v
春の食材
玉葱 オレンジ いちご ぶどう 桃
アジ カツオ サワラ あさり
肝の働きを助ける「酸」を含む食材
梅 ゆず 酢 トマト レモン
デトックス効果の高い春野菜
たけのこ ふきのとう 菜の花 キャベツ
たらの芽 アスパラガス よもぎ わらび
健康ツボ療法~腸の活性化~
天枢(てんすう)
天枢は腸の働きを司るツボとされています。
腸を元気にして消化をスムーズにしたい人におすすめ。
腸内の不要なものを出してダイエット効果も期待できます。
場所はへそから左右に指三本分離れたところ。
人差し指、中指、薬指の3本の指を揃えて、左右のツボを同時に押しましょう。
お腹が軽くへこむぐらいの強さで力を入れ10回押してください。
健康的な便 健便のすすめ
日々の健康を維持するには、食べる事や休む事は大事です。
そして、食べた後はしっかりと消化吸収して不要な物を出すのも必要です。
なぜなら不要物が体内にとどまると腐敗して毒素に変わるからです。
体内の毒素排出割合は便が75%、次いで尿が20%、そして汗が3%です。
腸に元気がなくなると排出されるべきものが腸内に長くとどまり腐敗し、悪玉菌を繁殖させます。
結果、腸内毒素が生まれ、それが内臓など全身の細胞に運ばれ病気の原因となります。
便は体からのメッセージです。色や形、臭いや出し具合など、便の状態を「見る」習慣をお勧めします。