3月の養生

寒い冬が終わりいよいよ春が始まります。暖かくなると新陳代謝も活発になり体も動かしやすくなりますね。
この季節は発陳(はっちん)と呼び発生を意味します。体の内外ともに陽気が増えてきます。
漢方では運動不足などでこの陽気の発散が不十分だと「肝」を傷み寒証の病にかかりやすくなります。
よって春の食養生では「肝」を助ける「苦味、辛味」を基本に適量の「酸味、甘味」で食材を考えます。

3月はまだ寒い日もあるので冬の食材も摂りながら春の食材に移行しましょう。

春の食材

玉葱 キャベツ 菜の花 うど たけのこ
ふきのとう わらび、こごみ
いちご ぶどう 桃
アジ カツオ サワラ あさり

肝の働きを助ける「酸」を含む食材

梅 ゆず トマト レモン

春の食養生は摂食が大事です

冬の間は寒さ対処のために少し多めに頂きますが春は血の浄化のためにも腹6分目から7分目を美味しく頂くことがポイントです!

 

健康ツボ療法~乾燥対策~

降圧帯(こうあつたい)

春先はホルモンのバランスが不安定になりやすい時期です。それにともない血圧も不安定になります。
高血圧を改善するのにお勧めは「降圧帯」です。
耳の上部の凹んだ所にあります。人差し指と親指で優しくさすってください。
朝昼晩に各30回程を目安に行ってください。

 

夜間頻尿

寒い冬は外出する事を控えていた方も多いと思います。
そうすると足を使う機会が減りいろいろと不都合な事が起こってきます。
その一つに「夜間頻尿」があります。

頻尿の原因は膀胱炎、前立腺肥大や加齢等、多くの原因があります。
そんな中で日中はそれほどトイレに行かないのに夜間のみ頻尿になる方がいます。
これは、ふくらはぎの筋肉の活動低下のため起こる夜間頻尿の可能性が考えられます。

就寝後、ふくらはぎにたまった血液が心臓へ流れだし、
血液量が増えたと感じた心臓からの信号で、脳は腎臓に働きかけて尿を増やすからです。

対策としては、夕方にふくらはぎのマッサージや、温めて循環を促す事でしょう。

また、これから暖かくなってきます。外に出て体を動かすのがとても効果的ですね。
ピョンチャンオリンピックの熱気冷めぬ今こそ体を動かしてみてはいかがでしょう(^ ^)

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