自分を褒める 〜認知予備力の強化〜
以前、認知予備力が認知症から脳を守るための底力になるとこのブログでもお伝えしました。
では、この認知予備力、どうすれば強化できるのか?
そのときのブログでも好奇心、社会の中での人とのネットワーク、知的な刺激というものをキーワードとしてその強化の仕方にふれました。
今回はさらに具体的な方法について考えてみたいと思います。
最初に答えを言ってしまいます。
わたしは一番の優先事項は「行動」だと考えます。
その行動ができないから困っているじゃないか…
そのような声も少なからず聞こえてきますね。
しかし、あえてそれでもとりあえず動いてみて!とわたしは言いたいです。
だから、最初に選ぶのはできるかな?という気持ちのハードルが低い行動が条件になります。
この際、他の人がどう見ようと、考えようと関係なし。
こんなつまらないこと… ひとはどう思うかしら…
なんで一切考えないでください。
一人カラオケに行く。昼食後に散歩する。気になっているあの人に「おはよう!」と言ってみる…などなど。
なんでもいいのです。
ただしここで条件が一つあります。
それはあなたが自分自身に問いかけて本当にやってみたいかどうか?
少しでも楽しくワクワクすることを考えてください。
そういったことを一つ選んで行動してみてください。
そして行動ができたら、行動したことに対して自分を最大限に褒めてみてください。
他人がどう思おうと関係ないのです。とにかく自分を褒めてあげる。
もしかしたら、行動した後、期待通りの反応がなかったり、予想した気持ちの良さ、達成感がないかもしれません。
でも行動できたことに対して十二分に評価して自分を褒めてあげてください。
そうすれば脳は達成したことで行動そのものに快の気持ちを記憶します。
次の行動に対してこのことが大きな後押しになるのです。
脳は理屈や善悪などではなく「快」か「不快」でやりたいかやりたくないかを判断します。
なので自分が行おうと思って行った行動に対しては是非とも大げさなくらいに褒めて褒めて脳を気持ちよくさせてください。
そしてその勢いで次の行動を行います。はじめは重たい玉でも転がりだすと軽くなってきます。
最初が一番大変なのです。
そうして行動が次の行動を生み認知予備力の強化につながっていきます。
私の周りでも老若男女問わずまさに人生を生き生きと楽しく過ごされているのはそういった習慣を身につけている方々です。
ご高齢の方もたくさんいらっしゃいます。
若い方に勝るとも劣らず活動的です。
わたしの場合はウクレレを弾いている方が多いわけですが、それにしてもウクレレってすごいなぁ、と改めて思います。
このブログを読んでいただき
「じゃあわたしも何かやろうか…」とウクレレと一歩を踏み出すキッカケになれば最高ですね。